​太極拳とは、ゆっくりとした動作の中に「調身（姿勢を整える）」、「調息（呼吸を整える）」、「調心（心を無にする）」を織り交ぜる気功法の一つとして捉えられます。体内を流れる「気」や「血液」の循環を整え、心の緊張を解きほぐしていき、気の流れをからだに十分感じて太極拳を続けていくと、禅でいう理想の境地（一行三昧）に近づいていくと考えられます。これが、太極拳を座禅に対し「動禅」と捉える考え方になっているのではないでしょうか。そして、気や血液の流れを整えるという意味では、この若石健康法と根元の部分で相通じるものがあるのだろうと考えています。

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何気ないきっかけから始めた太極拳。今の自分にこんな形で繋がるとはその当時は夢にも思いませんでした。太極拳を教える資格はありませんが、ご興味がある方は是非一緒にやってみませんか。九十九ある型（勢といいます）を約30分ゆっくり時間をかけて行うと、心身ともにとても心地よい気分になるものです。